唱歌/童謡/流行歌/軍歌/戦時歌謡/等から必聴動画や歌詞を贈ります。1

ご無沙汰しています、もう5月も15日‥。ここからは、唱歌/童謡/流行歌/軍歌/戦時歌謡/等の中から、必聴曲と歌詞等も載せ始めて行きたいと思います。
今回は『月の国境(昭和11年)』『あのパラシュート(昭和17年)』『星の流れに(昭和22年)』 の、聴けば判(わか)る!豪華3本立てにて、お贈り申します♩♩
前記事に続き、季節に合った唱歌をとも思いましたが、ここで趣向を変えて"唱歌/童謡/流行歌/軍歌/戦時歌謡/"にしたいと思いました。季節に縛られては、自分の紹介したい歌を何時迄も紹介出来無いだろう‥、と今頃になって気付いたからであります。(;・∀・)
往時を懐かしみたい方やそう云う曲を聴きたい方、介護施設等で利用したい方、そう云う方々の御供になればと思って居ります。無論初めて聴く方も世代も時代も関係なく、心の大歌手の(本当の)歌を聞かれませい。
え?軍に歌わされたですと?? ‥そんな馬鹿な‥。自らの意志なのでは‥??
提供各企業並びに各関係者殿へ
記事掲載後に不都合のある方は、その旨連絡願います。協同管理者と激論の末におそらくは善処致す所存候。その際は、各関係者殿はコメント欄へどうぞ。曲名⇒ 月の國境
流行歌戦時歌謡
1936(昭和11)年2月
作詞:佐藤惣之助 作曲:古關裕而
編曲:奥山貞吉 歌手:伊藤久男
日本に無い大陸の広野(こうや)を心に見よ!我等が伊藤久男先生が朗々と謳(うた)い上げる。二番迄聴けば貴方(女)も此の曲の虜に。此れが古関メロディmagic!知るや男児の此の心!
(`・ω・´)ゞ \(^o^)/
日本コロムビア蓄音器株式會社
1936(昭和11)年盤
川崎市
◉akiraplastic5氏提供

一.♬
月の國境
小夜(さよ)更(ふ)けて
腰の軍刀(ぐんとう)
冴(さ)ゆる時
秋水(しゅうすい)
三尺(さんじゃく)
露(つゆ)拂(はろ)う
知るや
男児(だんじ)の此(こ)の心
二.♬
石の砦(とりで)に
よじ登り
見れば遥(はる)かな
地平線
茫漠(ぼうばく)千里(せんり)
滔々(とうとう)と
行(ゆ)く手
知られぬ黒龍江(こくりゅうこう)
三.♬
水は流れる
月は照(て)る
俺もなりたや
あの月に
日本の空を
宵(よい)に出て
更(ふ)けりゃ
曠野(こうや)の屋根の上
四.♬
見よや國境
皓々(こうこう)と
銀(ぎん)に輝く
明月(めいげつ)の
唯(ただ)一点の
曇り無き
知るや
男児の此の心
曲名⇒ あのパラシュート
戦時歌謡曲
1942(昭和17)年
作詞:山崎正 作曲:服部良一
歌手:菊池章子
きれいな曲です。乙女十八、18歳の菊池章子の歌唱に着目。空の神兵の心を洗う純眞乙女の此の一曲!戦争でも平和でも此の日本に、純心な乙女が居て欲しい!
日蓄工業株式會社 (コロムビア)
1942(昭和17)年盤 (スダレ盤)
川崎市
◉akiraplastic5氏提供

一.♬
咲いた 咲いたよ
南の空に
乙女(おとめ)眞心(まごころ)
命を籠(こ)めて
縫(ぬ)って作った
あのパラシュート
今日の 今日のニュースに
泣きました
二.♬
細い この手が
この糸針が
お役立つ日を
心で祈り
ミシン踏んだよ
あのパラシュート
夢の 夢の蕾(つぼみ)も
咲きました
三.♬
窓を 開いて
南の空を
仰(あお)ぐ瞳(ひとみ)は
何時(いつ)しか濡(ぬ)れて
胸に浮かぶは
あのパラシュート
またの またの御手柄(おてがら)
賴(たの)みます
曲名⇒ 星の流れに
戦後流行歌歌謡
1947(昭和22)年10月
作詞:清水みのる 作曲:利根一郎
歌手:菊池章子
前述のお嬢様、菊池章子が戦後も唄う。乙女十八が5年でどうしてこうなった。敗けたから‥か。こんな女に誰がした!
空の神兵の心を洗った純真乙女が今度は上野(うえの)ガード下の見捨てられた女達の心を戦災孤児の心を救う! そして敗戦直後の、すさぶ時代の心を歌で今現在にも映してくれるのだ。
流行歌岸壁の母もこの人の大ヒット曲。将(まさ)に時代を映す大歌手だった。色を売らねば生きてゆかれぬ、戦争がこうしたのか。敗戦国が私をこうしたか。何れにしろ敗戦日本のせいに違いない!
色々の孤児が集まる終戦直後上野ガード下の荒(すさ)ぶ住人にも、確かにファンを作った本当の心を代弁出来た歌手。色々の大歌手がこれを歌っても結局上野ガード下の本当の雰囲気は誰も出せなかった。時代が出せたのか、この人にしか歌えなかった! 敗戦より2年、純真乙女をこんな女に誰がした!
帝蓄工業株式會社 (帝国蓄音器)
戦後 1947(昭和22)年盤
テイチクレコード
奈良市
◉akiraplastic5氏提供

従軍看護婦として女ながらに大陸を転戦し、敗けて命からがら生きて祖国の土を踏んだのにそれなのに‥、空襲で母も妹も(この世に)もう居ない!そして私はただ今日を生き抜く為だけに戦災孤児と塒(ねぐら)を共にし、上野のガード下で色を売って生きる‥。
配給制度も崩壊し頼る身も無く、絶望的にただただ今日を生き抜く。
敗戦国の荒(すさ)ぶ時代を生き抜く為に生きた時代の女性に敬意を表し歌詞は割愛致します。ぜひ心で聴いて泣いて、正しい歌詞は耳で盗んで下さい。
弱冠23歳でこれを歌えた大女性歌手に敬意を表して。心で聴いて。
流行歌・戦時歌謡1 終
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